三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(太陽光パネルリユース・リサイクル事業)

太陽光パネル大量廃棄時代を見据え、リユース・リサイクルラインの開設へ

エネルギー種別


太陽光

三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(太陽光パネルリユース・リサイクル事業)

取組経緯・内容

 (株)小阪工務店内にあるモジュール診断室で、回収した使用済太陽光パネルの資源・有害性の診断を行い、製品のままリユースできるパネルを選別する。
 製品のままリユースできない太陽光パネルは当組合の会員企業の関連会社である廃棄物処理事業者のループ(三沢市)の戸崎営業所(同市)に搬入され、敷地内に設置されている、太陽光パネルのカバーガラスからバックシートやセル(発電素子)を特殊なブラシで剥離する「PVスクラッチャー」、パネルを細かく破砕する「PVクラッシャー」などで処理される。この装置は東芝環境ソリューション(横浜市)が開発したものであり、年間処理能力は約2万枚である。
 処理後は材料ごとに分離・分別し、リサイクルされる。今回導入した分離処理工程では、アルミ製フレームと端子ボックスを外した後、カバーガラスを分離できるので、それ以外のセルやバックシートの破砕品に含まれる希少金属濃度が高まり、資源価値が向上する。
 分離された金属成分と破砕処理したものは、資源や有害物質の含有量を示して精錬所への売却され、ガラスは(有)ループで製造するガラス素材の軽石「スーパーソル」としての利用される。

効果等

 平成29年9月設置であり、導入効果、収支状況については不明。使用済み太陽光パネルは最低1枚100円程度で購入し、リサイクル太陽光パネルは1枚5,000円程度で組合員への販売(10年保証付き)を想定しており、新品が廉価品でも1枚3万円~4万円であることから価格競争力は高い。

課題

 日本で初めてのテストプラントであり、稼働状況に関する課題等は不明である。

今後の展望

 本テストプラントを順調に稼動させ、組合員へ廉価なリサイクル太陽光パネルを供給することで、平成32年の一般住宅の省エネルギー適合基準の義務化に向けた、組合員の受注競争力の向上につなげたい。

活用施策

平成27年度補正ものづくり・商業・サービス支援補助金⇒モジュール診断システム(小坂工務店設置)
平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス支援補助金⇒モジュール分離システム(ループ内設置)

写真

モジュール診断システム

波及効果

 FITが導入された平成24年以降、太陽光発電の設置は急速に広まってきたが、耐用年数は20年程度であり、今後パネルの大量廃棄が想定される。
 環境に負荷をかけないリーユース・リサイクルの取組は、太陽光発電が内包する課題への答えとなる。東芝環境ソリューションによれば、年間80万枚程度の処理が必要となるとのことであり、この大型プラントが県内に設置されれば、大きな経済波及効果が期待できる。

詳細情報

事業者名 三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(太陽光パネルリユース・リサイクル事業)
所在地 〒033-0036
青森県三沢市南町4丁目31-3469
実施場所 ◆モジュール診断室
 〒033-0036
 青森県三沢市南町4丁目31-3469
 (株)小坂工務店内
◆PVスクラッチャー・クラッシャー
 〒033-0022
 青森県三沢市大字三沢字戸崎101-394
 (有)ループ戸崎営業所内
代表者 代表理事 相場 博
担当 株式会社小坂工務店 渉外部 部長 野村 笑美
電話番号 0176-51-7124
ファクス 0176-51-7125
ウェブサイト http://solar-misawa.com/
設立年月 平成24年8月
従業員数 株式会社小坂工務店 第4課(メンテナンス課)5名兼務(平成30年3月1日現在)
資本金 50000000
規模 年間処理能力2万枚
取組期間 平成29年9月~
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